一日遡る話だが、宣伝カーの他に自転車を使ってみた。年寄りの冷や水にならないか心配する者もいるが、人生100年時代、中町新町を伴走者も含め完走でした。ただ、翌日の今日以降は足腰に負担をかけないよう、大事をとり車に一本化。

途中、半埋没の廃船放置のままの堀江ドックの潮だまりから元町を街宣し、中町では道路脇の銀杏の立木が軒並み剪定で手をもがれ、無残な姿をさらしているのを悲嘆。旧堤防の液状化被害以降の復帰処理は、調査費用だけかけて依然放置のままで環境は悪いままとの愁訴もあった。先の議会で、時間給1万円と言われるトイレの清掃費が問題とされていたが、公園のトイレはまだまだ、クリーンさという点で落第点であることを実感する。

行政が取り組まなければいけない課題は、過去の成功体験を捨てた根本的な行政コストの見直し、新規投資計画の限定化、身を切る改革を第1にした行政コストの削減、聖域無きコストカット分野の洗い出し。しかる後に社会福祉に係わるコストのメリハリを付けた皆増-現状維持-皆減 であり、議会はそのためのチェック機能を果たすこと。なにごとも全員賛成なのであれば、音楽ホールの巨額な負の契約遺産継続、社会福祉費の切り捨てを筆頭に住民サービスは劣化の一途をたどることになる。

道ばたのテッセンとシャクナゲ

そのためには、行政目線、議会目線による限界を考え、地方自治であるからこそ市民、住民の実のある組織的な関与が必要になってくる。半世紀レベルの単位で考えた場合、高度成長時代の終焉を迎え、衰退途上国と化しているとの自覚を持てば、自ずと行政のあり方は違ってくるはずだ。

 

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