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今回の第51回衆議院選挙

岡目八目
岡目八目

今回の衆議院選挙、当千葉5区の結果はご存じのように自民、中道、未来から3名の当選でした。1+1=2にならない立憲のボタンのかけ違いから、選挙区でのトップは自民がトップを取り、旧立憲候補が国民に敗れたことが印象的だった。加えてみらいの新候補が、惜敗率で30%ながら当選となったことでしょうか。

従来この千葉5区選挙区では1名の国会議員であったが、前回の第50回の選挙から議員資質の劣化からか、多数が当選する特異な選挙区であった。なぜかというと、疑似2極化の政界環境が票の1,2位の差を広げ比例復活を起こさせない緊張感にあったが、政治と金の問題から候補者が多党化し、団子3兄弟的な票の均し分散となり比例復活しやすくなっている。この傾向は重複立候補制を廃止しない限り続くであろうから、1票の格差から好ましくないものの、この現行制度は疑似的な中選挙区制になっているとも考えられる。。

今後の政治では1強多極の状況が当面は続く。主義主張も大切だろうが大同のもとに政治は修正が可能な2極化に向かうべきだろう。中道はその中心となって政界再編の動きを取るだろう。その一方、地盤看板が薄くても若さと体力、資質に長けたものが次の選挙の際に活躍していくことにもなる。次回の選挙からは、本来の地方自治を訴求する代議員選挙となるように、選挙民に浸透した候補者がトップを取り、団子状況から脱したときに本来の民主主義が戻ってくる。

選挙民の大多数は現状のしくみを、候補者も含めてよく理解していないと思われるため、参考として、状況データを残します。

  有権者 416,930人 投票率 57.02%  
自民 国民 中道 みらい 参政
英利 アルフィヤ 岡野 純子 矢崎 堅太郎 小林 修平 宮路 純一
37歳 47歳 58歳 35歳 36歳
当選:3回目 当選:2回目 当選:1回 当選:1回目 元衆議院議員秘書
推薦:維新 国民民主党政務調査会副会長 元千葉県議会議員 WEBエンジニア
重複 重複 重複 重複  
85,073(36.5%) 53,532(22.9%) 47,990(20.6%) 25,408(10.9%) 21,386(9.2%)
惜敗率 63% 56% 30%  

  比例代表 南関東ブロック 定員 23
党派 獲得議席 (女性) 得票 得票率
自民 4 1 2,637,938 35.60%
中道 7 2 1,424,763 19.20%
国民 3 1 788,564 10.60%
みらい 3 1 682,469 9.20%
参政 2 2 531,288 7.20%
維新 2 0 463,287 6.20%
共産 1 1 314,224 4.20%
れいわ 1 0 202,655 2.70%
保守 0 0 184,802 2.50%
減ゆ 0 0 95,646 1.30%
社民 0 0 91,827 1.20%

2026年衆議院選挙南関東(ドント式比例復活数)

2026年衆議院選挙

第50回衆議院選挙結果に見る浦安の政界地図

第50回衆議院選挙結果のうらやす版を少し深掘りしてみた。来春には市長選挙を控えており、市民が日頃抱えている疑問と鬱積感、諦観の解消の一助になるかもしれないと思いつつ。

過去2回の衆議院選挙結果と今回の結果は下表の通りです。前回は自民党前議員の政治資金法違反の科による議員辞職に伴って行われた。自民党は大幅に得票数を半分に減らす窮地にあったが、新人を立てての女性候補で窮地を凌いだ形であったとみて良いだろう。凌げたその他の大きな要因は投票率の著しい低下(53%台から38%台に急降下したこと)と野党乱立で自民党を利することになった。ただ前々回の自民党当選者の得票率47%が31%へと大幅下落で、この流れを次の選挙で食い止められるかどうかが課題であった。

今回の総選挙では、前回の自民・アルフィア得票率31%と入れ変って、立憲・矢崎が28%の前回得票率から僅かだが2%上げて31%となった。充分な上げ幅数値とは程遠いが、投票率で逆転した点は大きい。安倍政権の終焉で自民1強の流れは終焉したと見るべきか。同時に考えなければならないのは、国民・岡野の前回15%から今回24%への大幅増という見過ごせない数値だ。裏金問題より「手取り収入のUPと対決よりも解決」を掲げた税制軽減による所得拡大の自助路線が受けるほど意外なインパクトがあったということか。結果は重く受け止めるべきだろう。

下表の下側データを見ると、今後の市政展開の上で示唆的ヒントがある。立憲と国民が組めば市政の転換が容易に起きるが、はたして誰かが小沢一郎的役割を取るであろうか。浦安の保守票と批判票の構図に於ける逆転現象が始まった年と言えるのかも知れないし、あるいは、第二自民党の看板が立憲から国民に移った第一段階ということかも知れない。

どのような方向に向かうにせよ、地方政治の根幹は地域に密着した問題で地域住民が行政に対して積極的に関与・提言・行動をすることにあり、行政の下請け機関化している自治会に代わって、個人自身がもの申す役割は増大していると言えよう。