過剰死亡、国別、年齢層別 のオーストラリア政府統計 https://www.abs.gov.au/statistics/hea…から、1月11日にキャンベル氏が取り上げたもの。個人宅で37%の上昇だが、昨年5月にも指摘している国内超過死亡データも統計的には遅れ気味で、1/4クオーター遅れで見ることが出来る。画像クリックで見ていただくと、傾向としては観測死亡数が予測閾値上限を10から20%超える水準で推移し、ワクチン接種が進むにつれ上昇している。年間の死亡者が150万人を超え、出生数が近年の80万人から50万人に急激変化する中、少子化対策の異次元展開と過去そして現在のコロナ対策はブレーキを踏みながらアクセルを踏み込もうとするもの。この3年間のコロナ死者数が6万人といわれる中、公衆衛生管理の本質を無視した政策はいつまで続くのか。以下は、キャンベル氏の分析です。


2022年において9月30日までに発生した死亡者144,650人(11月30日までに登録された)は、過去の平均値よりも19,986人(16.0%)多くなっています。

これは、(2015年~2019年との比較)で、同時期に医師が認定したCovid-19による死亡者数8,160人で、非コビドによる超過死亡者数= 11,826と極めて大きい。

2022年12月30日までの週(第52週) のUKデータも、https://www.ons.gov.uk/peoplepopulati…イングランドとウェールズで9,517人の死亡が登録された。(393人が「新型コロナウイルス、COVID-19」に言及)で、死亡者数は5年平均を上回った。場所別で、

  • 個人宅、36.9%上回り、(684人の死亡が上回った)
  • 病院, 14.8%増, (死亡者数537人)
  • ケアホーム, 20.4%増, (死亡者数371人)
  • その他の施設: 0.2%増, (死亡数1)

超過死亡の合計、第52週 = 1,593で、52週目の5年平均(2016年~2019年、2021年)と比較した変化率は20.1%

12月23日終了週 イングランド・ウェールズ、では(第51週)全死因死亡登録数 14,530件と(COVID-19は429人、3.0%を占める)なり、死亡者数は5年平均を上回った

  • 個人宅(37.5%増、1,120人の死亡超過)
  • 病院(18.8%増、1,031人の死亡超過)
  • ケアホーム(10.5%増、死亡者数282人以上)

イングランドとウェールズの第51週におけるその他の環境(7.0%上回る、61人の過剰死亡)。51週目の超過死亡数合計=2,492人

英国の全年齢層における超過死亡数は、 https://app.powerbi.com/view?r=eyJrIj…データは2022年11月18日まで。

超過死亡の原因究明

1965年、イギリスの統計学者オースティン・ブラッドフォード・ヒル卿は、「過剰死亡の原因究明」を提唱した。

因果関係については、

  1. 強さ 関連が大きければ大きいほど、因果関係がある可能性が高い
  2. 一貫性、(再現性) 異なる場所での異なる人物による、一貫した所見
  3. 特異性 他の説明の可能性がないこと
  4. 時間性 原因が発生した後に結果が発生すること(多くの場合、遅延があること)
  5. 生物学的勾配、(用量反応関係) 曝露量が多ければ多いほど、影響の発生率が高くなるはずである。(または、効果の発生率が低くなる)
  6. 妥当性 原因と結果の間にある妥当なメカニズム
  7. 一貫性 疫学的知見と実験室での知見との間にあるもの
  8. 実験 場合によっては、実験的証拠に訴えることができる。
  9. アナロジー 観察された関連と他の関連との間の類似性または類似性
  10. 可逆性 永久的なダメージがない場合、機能する可能性がある

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