【ニューヨーク=杉藤貴浩】米国内で新型コロナワクチンの接種が進む一方、南部フロリダ州マイアミの私立学校が、接種した教師を生徒に接触させない方針を打ち出して物議を醸している。

マンボウに自粛を強制させても、一向に目に見える成果が出てこないという現状の事実がある。

科学的根拠に基つく合理的な政策ならば目に見えた成果が出て当然な筈だが出てこないのは何故か?
政策が誤っていながら、同じ方策を採り続ける故に成果が出ないということになろう。、政府が採ってきた方策は、感染同定手法そのものが正しいとの予断の上に成り立っている。
その大きな問題点は2点在る一つは遺伝子工学によるPCR検査結果の陽性を感染と言い換えて問題に対処しようとしている点。2点目は、そのPCR検査法のプロトコルがブラックボックスのまま運用されていること。この点については増幅ct値の問題として取り上げてきた。手技の優劣は別にして。そして、現実は解決の道を見いだすどころか、自粛に旧態以前の緊急事態の果てしない継続ということ以外の迷走を続けている。
今回のような、未知の科学分野において、医学の診断法が未完成なところに、あたかもワクチンが救世主のごとく喧伝され、国民の無知を逆手にとり、医師の団体による強い危惧感と批判が続く中、特定の医薬品業界が政府を巻き込んで、強引なマーケティング処法が採られているというところに問題の根がある。
遺伝子解析による病気の診断は、実際の検出ウイルス量の大きさを考慮せず(プロトコルとしてのct値の扱いによって大幅な擬陽性を伴う)、大量の”感染者”を演出し、それに基づいて緊急使用のワクチンに走る今、如何にそのワクチンが不明瞭なものであるかの一端を見てみたい。
ワクチン開発会社の治験文書プロトコルに何が書かれているか、接種者が知らない側面を切り出してみた。あるサイトでは、ワクチンこそが感染源といい、「ワクチン接種者が周囲に病気をまき散らす」という。これは、全く根拠の無いものでも無く、たしかにファイザー社の治験文書にそれらしい根拠が書かれてある。単純に陰謀論として片付けるのでは無く、冷静に見て頂きたい。
ということで文書をダウンロードしてみた。
ファイザーRNA プロトコルは、長文の資料です。殆どの医療従事者はその存在すら知らないはず。
文書の67ページ目。
8.3.5. 妊娠中または授乳中の曝露、および職業的曝露
Exposure to the study intervention under study during pregnancy or breastfeeding and occupational exposure are reportable to Pfizer Safety within 24 hours of investigator awareness.
妊娠中または授乳中の治験での曝露および職業上の暴露は、調査員の認知から24時間以内にファイザーセーフティに報告のこと。
8.3.5.1. 妊娠中の曝露(EDP)
 EDPは以下の様な時に起きる。An EDP occurs if:
• A female participant is found to be pregnant while receiving or after discontinuing study intervention. 

女性の被験者がワクチンの治験中、あるいは治験中断後に妊娠に気づいた時。
• A male participant who is receiving or has discontinued study intervention exposes a female partner prior to or around the time of conception. 

男性の被験者がワクチンの治験中、あるいは治験を中断した後に女性パートナーの妊娠前後に暴露させた時。
• A female is found to be pregnant while being exposed or having been exposed to study intervention due to environmental exposure. Below are examples of environmental exposure during pregnancy: 

女性が暴露中に妊娠または治験中の環境からの曝露で妊娠した場合。
環境からの曝露(environmental exposure)には以下がある。
• A female family member or healthcare provider reports that she is pregnant after having been exposed to the study intervention by inhalation or skin contact.
女性の家族、または医療従事者が、被験者(ワクチンを打った人)から吸入、あるいは皮膚接触によって曝露したとき。
A male family member or healthcare provider who has been exposed to the study intervention by inhalation or skin contact then exposes his female partner prior to or around the time of conception.
男性の家族、または医療従事者が、被験者から吸入、あるいは皮膚接触によって曝露した後に、女性パートナーを妊娠前後に暴露させたさせたとき。

The investigator must report EDP to Pfizer Safety within 24 hours of the investigator’s awareness, irrespective of whether an SAE has occurred. The initial information submitted should include the anticipated date of delivery (see below for information related to termination of pregnancy).

治験責任医師は、24時間以内にEDPをファイザーセーフティに報告する必要があります。 深刻な副反応SAEが発生したかどうかに関係なく、提出された初期情報には凡その発症日を含める必要があります(流産に関連する情報については、以下を参照してください)

• If EDP occurs in a participant or a participant’s partner, the investigator must report this information to Pfizer Safety on the Vaccine SAE Report Form and an EDP Supplemental Form, regardless of whether an SAE has occurred. Details of the pregnancy will be collected after the start of study intervention and until 6 months
after the last dose of study intervention.参加者または参加者のパートナーでEDPが発生した場合、SAEが発生したかどうかに関係なく、調査員はこの情報をワクチンSAEレポートフォームおよびEDP補足フォームでファイザーセーフティに報告する必要があります。妊娠の詳細は、治験の開始後、6ヶ月まで収集されます。

• If EDP occurs in the setting of environmental exposure, the investigator must report information to Pfizer Safety using the Vaccine SAE Report Form and EDP Supplemental Form. Since the exposure information does not pertain to the participant enrolled in the study, the information is not recorded on a CRF; however,
a copy of the completed Vaccine SAE Report Form is maintained in the investigator site file.環境曝露の設定でEDPが発生した場合、調査員はワクチンSAEレポートフォームとEDP補足フォームを使用してファイザーセーフティに情報を報告する必要があります。ばく露情報は研究に登録された参加者に関係しないため、情報はCRFに記録されません。しかしながら、 記入済みのワクチンSAEレポートフォームのコピーは、治験責任医師のサイトファイルに保持されます。

8.3.5.2. Exposure During Breastfeeding

とあり、ワクチンを接種した後に母乳育児中だった人は報告すること。(内容省略)
8.3.5.3. Occupational Exposure
職業上の曝露
“An occupational exposure occurs when a person receives unplanned direct contact with the study intervention, which may or may not lead to the occurrence of an AE. Such persons may include healthcare providers, family members, and other roles that are involved in the trial participant’s care.”
職業上の曝露はワクチンを打った人に予期せず直接接触した時に起こるその結果、必ずしもAEが起きることはないが。そのような人には、医療関係者、家族、そして被験者の世話をする役割を担った人が含まれる。
The investigator must report occupational exposure to Pfizer Safety within 24 hours of the investigator’s awareness, regardless of whether there is an associated SAE.
調査員は「職業上の曝露」に気づいた場合、SAE(重篤な有害事象)の有無に関わらず24時間以内にファイザー安全性部門に報告しなくてはならない。

以上紹介した内容からいえること
ワクチンを打った人の呼気を吸入したり、皮膚を接触させた場合も報告というのは何の可能性を念頭に設計された治験なのか。少なくとも、冒頭に述べた「ワクチン接種者が周囲に病気をまき散らす」といったことの可能性の否定にはならないだろう。あるいは、治験対象として妊婦・妊娠に関するデータは除外されていると言われているが、何を意図しているのか。
プラセボ対照間との比較に過ぎない95%の有効性という数字が先行して、全体の罹患率が米国では1%に満たないことに加え、日本ではさらにそれの100分の1程度のものに何故これほどまでに惑わされるのか。感染症2類指定を外さない限り、この混沌の状況は変わらない。そして、治療という医療本来の責任を忘れさせられたワクチン外交に乗せられ敗北する日本外交の姿がある。

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