イスラエルの研究結果で「コビド感染は、コビド後の心筋炎や心膜炎の発生率を増加させなかった。」とする査読済みデータです。
心筋炎・心膜炎の死・傷害がワクチン接種の後に数億報告されているが、ウイルスのせいでないことが解ったということは、何を意味しているのか。日本では、摂取後に傷害を被った人への救済が緊急課題であることは論を待たない。放置するならば、国家による人権侵害といっても良いだろう。
COVID-19未接種後の心筋炎および心膜炎の発生率-大規模集団ベース研究は以下のソースから詳細が分かります。
https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/35456…
https://www.mdpi.com/journal/jcm
動画はキャンベル博士の解説。
イスラエルのワクチン接種プログラムは2020年12月20日に開始されたが、研究グループは、COVID-19感染後の成人N=196,992人に対し、2020年3月から月から2021年1月の間、入院中の心筋炎、心膜炎の診断を受けたPCR陽性後10日目から行い、フォローアップは2021年2月28日に打ち切られた。
対照群のコントロールコホート、すなわち未感染者は、N = 590,976人の成人であり、少なくとも1回のPCR陰性で、PCR陽性でない人。
算出結果は、
ポストCOVID-19群
COVID-19後の9名が心筋炎を発症(0.0046%)。
心膜炎と診断されたのは11人(0.0056%)
対照群(コビド未感染者
27人が心筋炎を発症(0.0046%)P = 1
52人が心膜炎を発症(0.0088%) P = 0.17
男女別調整後ハザード比[aHR] (Adjusted hazard ratio)男性に顕著
心筋炎、男性(aHR 4.42)COVID-19の感染歴に関係なく
心膜炎、(aHR 1.93)
末梢血管疾患、(aHR 4.20)
フォローアップ期間
中央値、4.1ヵ月
Covidコホート、700,040人月
非感染コホート、2,100,077人月
結論
COVID-19感染後の心筋炎との関連は認められなかった(aHR1.08)。
COVID-19感染後と心膜炎との関連は認められなかった(aHR 0.53).
COVID-19感染から回復した成人患者において,心膜炎および心筋炎のいずれの発生率も増加しないことが観察された。
データは、COVID-19回復患者における心筋炎および心膜炎の発生率に増加がないことを示唆している。
感染していないマッチドコントロールと比較して,心筋炎および心膜炎の発生率は増加しないことが示唆された.