PCR検査では、咽頭からぬぐいとった体液に含まれている遺伝子を人為的に増幅して増やし、検出しやすい量にまで増やします。この増幅過程を過度に行うと、感染に至らないごく少数のウイルスの付着でも検知して陽性の結果が出てしまう。これを、一般の人は感度の高い検出と勘違いしているかと思うが、それは勘違いで感度を上げていくと、ヒトヒト感染に至らない少量のウイルス量でも検出して、’感染者’がきょうも200人以上東京都で出たと騒ぎ立てることになる。ましてや、武漢発のcovid-19と言われるウイルスの遺伝子構造の一部分が似ているというだけで、ウイルスそのものを同定しているものではないという事を考慮すれば、日々報告される’感染者数’は噴飯ものと言うほかは無い。
ところで、ここに来て米国マサチューセッツ州でのPCRで陽性になった人の９割がコロナに感染していないとの確かな報道が出てきている。米国でのPCR検査の多くは37-40回の増幅をしている。30回と40回では千倍違いがあり、これをより少ないサイクルの増幅にすれば、真に危険を体するウイルスレベルを検出が可能としている。つまり感度が高いことは、逆に’感染者’を増やすことに一役かってしまうのです。下記の出所を参照下さい。
NYタイムスなどにこの情報を寄せた専門家は、米国での増幅回数を「37から40回」と明らかにした上で、35回以上は過剰だとの指摘も載っている。適正値の30サイクルで計算すると、 45,604人の感染者は4,500人と激減する。
Most tests set the limit at 40 or 37, which means you are positive for COVID-19 if the test requires up to 40 or 37 cycles to detect it. The test’s threshold is so high it detects people with the live virus and those with few genetic fragments that are leftovers from infection and no longer pose risk, Mina says. It’s like finding a hair in a room after a person left it.Experts say a reasonable cutoff for the virus would be 30 or 35 cycles, according to Juliet Morrison, a virologist at the University of California, Riverside.Mina said he would set the cutoff at 30.
On Thursday the US recorded 45,604 new coronavirus cases. If the rates of contagiousness in Massachusetts and New York were to apply nationwide, that would mean only about 4,500 of those people may actually need to isolate and participate in contact tracing.
過去に新宿がエピセンターだのと野党寄りの学者が予算委員会で声を張り上げ、3密回避、マスク、集会等の制限をかけることに加担してきた時もあったが、これはコロナ騒動を政治利用した最悪の例だ。与党野党をあげて自粛の解除を直ちに行わないと、経済活動、雇用に更なる悪化を招くことは必定。直ちに、解除すべきだ。特に東京都のコロナ対策は全てがズレている。莫大な税金を費消し企業活動を殺す制限は直ちに外さないと悲惨な結果を招くだろう。
日本の政府は、これまで一度もPCR検査の増幅回数を問題にしてこなかった。マスコミも問題にしないどころかあおりに加担するだけ。先進諸国はじめ、各国はこの基本的な問題にこれから晒され、軌道修正をごまかしながらやっていくことになるだろうが、先見性と道義を重んじる政治家ならば潔く’朝令暮改’の口火を切る先頭に立つであろう。実際、政治指導者では無いセクターから反撃の狼煙も上がってきている。
●ドイツの裁判所は政府見解に異を唱えている。http://off-guardian.org/2020/08/28/update-german-court-overturns-protest-ban/
German Court Overturns Protest Ban ドイツ政府に対して裁判所も政府見解を否定
●米国メディアもCDCの転嫁を大きく取り上げてきている。
