本八幡駅で起きた殺人事件

現場付近を調べる千葉県警の捜査員ら先頃、市川市の本八幡駅で起きた殺人事件、ひとことで言えば痴情のもつれということなんだろうが、あまりに短絡的で自分勝手な犯行ですね。知人がいる八丈島までフェリーで逃げ、捕まったときに言ったことばが、「罪を償います」とか。多分、刑務所に入りますということを意味しているのだろうが、これも手前勝手な論理です。残された3歳の子供も可哀想です。

この種の殺人動機は人間の進化ではなく典型的な退化減少で、人類が進化の過程を辿ってきたこととは、真逆の現象です。間違っても、若い人にはこのような道を辿ってほしくない。広い意味での社会の絆を少しでも理解して、人と人との出会い、自然を大切に、助け合う心を養う心があれば、避けられることとではないでしょうか。その為の時空が必要とは思いませんか。

古来、人は多くの殺人を繰り返してきたが、その中で殉死という考えがありました。王が死んだときに、本人の意志とは別に殉葬される風習です。文化の進展とともに、それでは忍びないということで、現代社会では過去のものとなりました。他人を殺しておいて、自分は生き延びるということを許している社会が(死刑廃止論)が、はたして進化なのかという素朴な疑問もでてくる。ただ如何なる理由があっても、我欲のために、人を殺めてならぬことははっきりしている。敢えてやるというなら責任をとるという意味での自決死は必須であり、逃げたりするのは単なる自己中心主義でしかない。この事件を見て6年前のリンゼイ・アン・ホーカーさん殺害事件を思い出した。

http://www.1chou.jp/blog/motoyawata-josei-shisatu/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です