住みやすい日本

kaigai.jpgご存知かどうか、サムソンは韓国の企業とは言えないそうです。50%以上の資本が海外から入っているということからそのように表現する向きがあります。そのサムソンが人材の海外派遣という面でも以下のようなことが言われています。

韓国人は世界で最も広く分布する民族

韓国人は世界195か国中175か国に住み、世界のカバー率がNO1のようです。この理由はサムソンの世界戦略と関係がありそうです。

サムソンの地域専門家制度に、入社5年を過ぎた若手の人材を世界各国に1年間派遣する制度。その間、給与は保証され、仕事をする義務はなく、何をしてもいい。しかし、家探しや人脈づくりなどすべて自分で行い現地の文化を知る。そして、その国で活躍するように、というもの。
つまり、骨を埋(うず)めろと。

サムスンは、年間約200人・20年以上、のべ4000人を派遣。一人当たり1000万円かかるとして400億円を投資している計算になります。

海外移住比率は

        人口    海外人口  比率
韓国     5000万人   726万人 14%
日本     12000万人   277万人  2%
イタリア   6000万人  8500万人  140%
アイルランド  450万人  8000万人 1780%

このデータからイタリア人、アイルランド人は国内にいる人より海外にいる人のほうが多い。
アイルランドは国内人口の約20倍、海外にいる。ちなみにJ・F・ケネディ、アメリカ大統領はアイルランド移民の子供。
韓国人は7人に一人が世界中の国で仕事をしていますが、日本人は50人に一人、たった2%の人だけが外国生活をしていることになります。

この差は大きいですね。企業の国際化が急がれていますが、海外移住ということと表裏一体で進めないといけないのではないでしょうか。国際化は小学生からの英語といったレベルで考えるのでなく、自立性を高める教育に力を入れるのが本質ではないかと。住みやすい日本を維持するためにも外を知る努力を怠らないことが大切なのではないでしょうか。

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