シェアエコノミー

シェアリング・エコノミー―ソーシャルメディアを活用した新たな地域経済の活性化

(1)シェアリング・エコノミーとは

「シェアリング・エコノミー」とは、典型的には個人が保有する遊休資産(スキルのような無形のものも含む)の貸出しを仲介するサービスであり、貸主は遊休資産の活用による収入、借主は所有することなく利用ができるというメリットがある。貸し借りが成立するためには信頼関係の担保が必要であるが、そのためにソーシャルメディアの特性である情報交換に基づく緩やかなコミュニティの機能を活用することができる。シェアリング・エコノミーはシリコンバレーを起点にグローバルに成長してきた。PwCによると、2013年に約150億ドルの市場規模が2025年には約3,350億ドル規模に成長する見込みである(図表4-2-1-3)。

図表4-2-1-3 シェアリング・エコノミーの市場規模
(出典)PwC「The sharing economy – sizing the revenue opportunity」

(2)浦安市においても以下のような分野で可能性のある成長分野ではないかと考えられる。それぞれの人が持っているスキルを”商品化”して登録するも良し、不要品をメタ情報の所からユーザー登録して”出品”するなどしてみて下さい。ウイークデーに空いている車の貸し出し:カーシェアリングなども新町・中町・元町の相互間でニーズがあるのではないでしょうか。

  1. ●自分には不要なもの・金権など他の方に使ってもらうことで、自分にも小遣いくらいにはなるし、寄付金の原資にもなる。
  2. ●パソコンがフリーズして、壊れているわけでないが重いなど。業者に頼めば高額の請求がくるがボランティアに頼みたい。
  3. ●台所流しの配管詰まりを直したいのだが、ワイアーを持っている人に頼みたい。
  4. ●切れなくなった園芸はさみなどを研ぎたいのだが、砥石を持っている人に頼みたい。
  5. ●子供が鬱病なのかどうか相談する相手がいないが、近くの心理士に有償で相談したい。
  6. ●などなど、専門的な知識、技術を持った人がアルバイト感覚で出展したい。