意外と分かっていない家庭用プリンターのインクの話

顔料系インク

意外と分かっていない家庭用プリンターのインクの話。

インクジェットというと家庭用プリンターのイメージが影響して「写真はきれいに印刷できるが文字や図形はシャープに出ない」とこだわり派は考えるが、それはインクに染料が用いられているから。最近はビジネスインクジェット用の顔料インクを使う機種が低価格プリンターでも主流のようです。レーザープリンターなみのシャープな印刷が可能だ。顔料は用紙の表面で色素がとどまるため、くっきりとした画像を形成するのです。高級なプリンターに経済コストから互換インクを選ぶ場合、このあたりを確認しておかないとトンデモないことにもなるので要注意。

染料系インク

色素が水に溶けない顔料は、印字の水濡れに対して絶大な効果を発揮する。これは、インク全色に染料を使っている昔の家庭用プリンターと比べてみれば一目瞭然。顔料インクの印字はマーカーでなぞってもにじまず、はがきの印字面が雨に当たっても乱れません。

色素粒子が水に溶けない顔料は、かつてはプリンター用の液体インクに利用するのが難しかったが、溶液中に粒子を均等に拡散させるインク技術が向上して利用可能になっています。1万円以下の昔の汎用プリンターは染料系が多いので、安い互換インクでセーフ。あまりこだわりが無ければ、安いプリンターの方が庶民向けではないでしょうか。

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